今週までの目標
- 3/8 学会(準備しっかり)
活動内容
- 3/7-8 広島学会
- 学会(8日)
- 評価システム動画
- 長編
- 短編
- 質疑応答
- (1. 背景:義歯製作)CT撮影の時点でパラメータ調整をして,もう少し粘膜部がざらつかないようにすることはできないのか?もしくは,粘膜が写るCTは本当にないのか?
- 歯科用CTでは難しい.そもそも粘膜部の描出を目的としていないため,硬組織の描出に優れている.医科用CTであればもう少し粘膜部をきれいに描出できるかもしれないが,限界あり.
- (3. 提案手法:概要) ビタペックスの塗布は,実際の現場では人間の口腔内に行うのか?義歯に対して行うのか?
- 人間の口腔内,但し現在ビタペックスの実口腔への安全性は担保されていないため厳しい.
- (自分の説明不足で発生した質問なので反省)
- (3. 提案手法:概要)造影剤を実際の口腔内に塗布するとしたら,どの部分にあたるのか?(同様の質問が複数あり)
- 今回は,模型の粘膜部の中でも一部分だけだったが,実際は歯の下の粘膜面にも塗布して口腔内の粘膜部全てに塗布する.そこから,粘膜付き3D顎骨モデルを作成する.
- (4. 提案手法:画像処理(粘膜モデル))クロージング処理などは,ライブラリなどが存在するのか?
- はい.ライブラリは様々あるが,OpenCVを用いた.その中でも様々な関数があるのでそれを使用した.
- (4. 提案手法:画像処理(粘膜モデル))顎骨モデルの位置合わせは,このシステムを使ったらどんな場合でも自動に位置を合わせてくれるのか?それとも手動でおこなうものなのか?(程さん)
- 本研究では手動で実施した.しかし,位置合わせは当初は必要のないはずの処理だった.今回,ビタペックスによるアーチファクトの影響が大きく,別々に撮影したCT画像を使わざるを得なかったが,異なる造影剤を使用すれば回避できる可能性が高い.
- (5. 評価実験 結果・考察)結果①:画像処理システムの現場導入への評価について.ボタン1つで3Dモデル作成が可能であればとかどういう意味か?歯科医師が3Dモデルの作成をするのか?
- まず,「歯科医師が患者1人1人に対して義歯治療する現場」を想定しているので,歯科技工士とともに義歯製作をする上で,歯科医師が3Dモデルの作成ができる必要がある.よって,ボタン1つで患者の歯科3Dモデルを作成できるようなシステムとなっていれば,現場導入は考えられるという意味.
- (5. 評価実験 結果・考察)結果①:画像処理システムの現場導入への評価について.課題となっている「時間短縮」はどのような手段で解決できそうか?
- 考察部分の「X線造影剤の種類を検討」で,解決できる可能性が高い.今回モデル作成に時間を要してしまった原因は,穴埋めと粘膜面の厚みを薄くする作業を繰り返しおこなったことだと言える.そこで,そもそもアーチファクトによる穴を少なくすることができれば,穴埋め処理を省ける可能性が高く,それによって処理時間も短縮できるのではないかと考えられる.
- (5. 評価実験 結果・考察)結果②:3Dモデルの外形評価について.粘膜面の厚みを無くしたいのはなぜ?
- 粘膜面は入れ歯が実際に接する部分,ここに誤差が生じると正確な義歯を作ることができない.
- (5. 評価実験 結果・考察)考察部分.硫酸バリウム以外にも,検討の対象となる造影剤はあるのか?
- 二酸化チタンや薄いアルミナなどの候補はあるが,ビタペックスと同様の分類(陽性造影剤)でありかつ,胃カメラの造影剤としても用いられるバリウムの方が実口腔への適用も視野に入れると,可能性が大きいといえる.しかし,バリウムの液状的に粘膜面に綺麗に均等に塗布することができるか分からないという課題もある.
- (その他)この3Dモデルを作成することで,義歯製作のどの工程に活用できるのか?
- 「診査➡嚙み合わせの決定➡歯科3Dモデル作成➡3Dプリンター出力➡義歯装着」のようにして活用できる.
- (本論で添付していた画像も合わせて説明すれば良かったと反省)
- (1. 背景:義歯製作)CT撮影の時点でパラメータ調整をして,もう少し粘膜部がざらつかないようにすることはできないのか?もしくは,粘膜が写るCTは本当にないのか?
- コメント
- (程さん👨)前工程のステップ❸閾値処理は,ビタペックスを塗った黄色の部分(3.提案手法:概要の①)に対応していることを口頭で伝えないと分かりにくい.
- (程さん👨)粘膜モデル作成の部分よりも,評価実験などの結果にフォーカスした方が分かりやすいかも.
- (男性👨)CT画像の垂直断面図の見方が分からない.(ポスター発表の途中で止められ,分かるまで説明)
- 下顎模型の図を使ってどの視点から見て垂直断面図なのかを記載した方が良かった.
- (男性👨)今後の発展が見込まれるので非常に面白い研究だと思った.
- (女性👧)自分も歯医者に行くことが多いが,印象材をはめる部分が苦手なので,これで3Dモデルが作れたら色々な人のためになると思った.
- 感想
- 発表自体は問題なくおこなうことができ,質問対応も特に難しいこともなかったのは良かったです.
- 一方で,ポスターの前に来て話を聞いてくれる人が思った以上に少なかったので,発表中に加納先生からもご指摘頂きましたが,発表以外でもiPadで動画を垂れ流していた方がもっと聞いてくれたのかなと反省でした.
- 自分の研究をいかに興味を持ってもらえるように人に伝えるのか,という点が今回の学会ですごく考えさせられ,発表回数を重ねるごとに,どこに重きを置いて話すと飽きないで聞いてくれるのかな~であったり,話すときの抑揚の変化でリアクションが変わるのを体感できたので,個人的には面白かったです.これに関しては,社会人になっても必要なスキルだと思うので,非常に貴重な体験をすることができました.(今回の場合,少し飽きてきたタイミングで評価モデルの動画を見せると皆復活して,最後の考察部分までしっかり聞いてくれたので,少し面白かったです笑)
- 本当にたくさんの方々にお世話になりました.CT撮影にご協力下さった歯科医師の山本先生,研究テーマ決めから論文・スライド・ポスターのご助言をくださった歯科医師の竹林先生,他大の学生であるにも関わらず手厚いサポートをしてくださった茨城大の加納先生,そしてゼミにてたくさんのご助言をくださった赤倉教授,本当にありがとうございました.
- 評価システム動画
- 観光🦌⛩
- 原爆ドーム・平和記念公園・宮島どこも非常に面白かったです!
- あなご飯を食べるのはおそらく初めてで,今回行ったお店「月あかり」にはまた行きたいと思いました.他にも,こてじゅう焼きと牡蠣グラタンも絶品でした✨
- 数年ぶりの広島最高でした~
- 学会(8日)
反省・感想
ひとまず,やり切りました😮💨
あとは,4月以降の今回の研究の引継ぎと,もし余裕があれば他の学会に出てこの研究についてもっと色々な人に知って貰いたいなと思いました.
来週の目標
- 3月はしっかり遊ぶ!(大阪・徳島・セブ旅行)
- 卒業式の日に体調を壊すことないよう,管理の徹底